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小さな指先で感じている子どもの試行錯誤

9月16日
読了時間: 2分

更新日:9月21日

「手先を器用にしてあげたい」


子どもの成長を考えると、そんなふうに思うことがありますよね。

「スプーンを上手に持てるようになってほしい」


「お絵描きができるようになってほしい」


「ボタンやお着替えが自分でできるようになってほしい」

そんな「できるようになってほしい」の土台にも、実は手や指を使うさまざまな経験があります。

シールを貼る。ペグを差す。小さなものを穴に入れる。紙をちぎる、丸める。クレヨンで描く。こうした手や指を使う動きを「微細運動」といいます。

でも、微細運動は、ただ「指先を器用にするための練習」ではありません。

例えば、ペグ差し。「ここに入れよう」と目で位置を捉え、手をそこへ動かしていきます。これは、目で見た情報をもとに手を動かす「目と手の協応」につながる大切な経験です。

プットインも同じです。入り口の大きさや硬さが違えば、必要な力も変わります。「これくらいの力かな?」と試しながら、手や指の力を調整していきます。時には、穴に入れようとするあまり、肩にグッと力が入ったり、肘が浮いたりする子もいます。

そんな時、私たちは「力が入りすぎている」とだけ見るのではなく、「今、この子は身体のどこを使って力を出しているんだろう?」と、その子の動きを見ます。まだ指先だけで細かな力を調整することが難しく、肩や腕など、身体全体を使って力を出しているのかもしれません。

爪楊枝を硬さの違う素材に刺す遊びでは、素材による違いを感じながら力加減を変えていきます。紙をちぎったり丸めたりすることは、左右の手を一緒に使う「両手の協調」につながります。クレヨンで大きく描くことも、肩、肘、手首、指と身体のさまざまな部分を使いながら、少しずつ細かな動きへとつながっていきます。

こうして見てみると、「穴に入れられた」「上手に描けた」という結果だけでは見えてこないものが、たくさんあります。

どこを見ているのか。


どんなふうに手を動かしているのか。


どこに力が入っているのか。


試しながら工夫しているのか。

小さな指先の動きの中にも、その子なりの「考える」「感じる」「試す」があります。

「今、この子はどんな経験をしているんだろう?」という視点を大切にしながら、遊びの中にある発達の一つひとつを見つめています。

手先の器用さは、ただ手先だけで育つものではありません。身体全体を使った経験の積み重ねの中で、少しずつ育っていきます。

Coconaでは、一人ひとりの発達や身体の使い方を見ながら、「やってみたい」「やってみた」という経験を大切に、遊びの中に微細運動を取り入れています。

 
 
 

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