
運動あそびって、どんなこと?
「運動遊びは、どんなことをしたらよいですか?」とご相談いただくことがあります。
幼児期の身体づくりでは、特定の動きだけを繰り返すよりも、走る・跳ぶ・くぐる・登る・転がる・バランスをとるなど、遊びの中で全身を使い、さまざまな動きを経験することが大切です。
このように、身体全体を使った大きな動きを「粗大運動(そだいうんどう)」といいます。粗大運動には、姿勢を保つことや、身体を動かすための基礎となる力を育てる役割があります。
幼児期は、骨や筋肉、関節などが発達している途中です。そのため、年齢だけで一律に難しい動きを求めるのではなく、一人ひとりの身体の発達や経験に合わせて、無理なく楽しめる活動を取り入れることが大切です。
体操教室などで、子どもたちが一緒に活動することにも良さがあります。先生や友だちの動きをまねる「模倣(もほう)」の経験や、集団の中で一緒に楽しむ経験につながります。
一方で、同じ動きでも、身体の使い方やバランスのとり方によって、取り組みやすさには個人差があります。大切なのは、みんなと同じ動きができるかどうかだけでなく、その子がどのように身体を感じ、動かしているかという視点です。
例えば、身体の中心を越えて反対側へ手足を動かす「正中交差(せいちゅうこうさ)」も、発達の中で少しずつ経験していく動きの一つです。右手で左側にあるものを取る、左手で右側にあるものを触るといった動きがその例です。
正中交差には、左右の身体を協調して使うことや、自分の身体の向き・位置を感じる力など、さまざまな経験が関係しています。すぐにできるようになることだけを目指すのではなく、遊びの中で自然に経験を重ねていくことが大切です。
Coconaでは、バランスボードやバランスボールを使って、身体の重心がどのように移動しているかを感じる活動を行っています。また、綱渡りやトランポリンなどを通して、バランスをとる経験や、全身を使って動く楽しさも味わっています。
椅子に座る場面でも、足台や滑り止めなどを活用しながら、足元や身体の位置を安定させることを大切にしています。足元が安定すると、身体を支えやすくなり、落ち着いて座りやすくなることがあります。
同じ運動でも、子どもによって感じ方や取り組みやすさは異なります。だからこそ、できる・できないだけで判断するのではなく、「今、この子はどんな身体の使い方を経験しているのかな?」と発達の過程を見ながら、安心して身体を動かせる環境をつくることを心がけています。
「うまくできたね」と認めてもらえる経験も、もちろん大切です。それと同じように、「なんだか身体を動かすのって気持ちいいな」「もう一回やってみたいな」と感じることも、お子さまの明日への大きな力になります。
その子だけの「今できていること」や「楽しめている瞬間」を丁寧に拾い上げながら、お子さまが自分らしく、安心してのびのび動ける時間を、Coconaで一緒に見つけていきたいと考えています。

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