top of page
検索

集団って、疲れるんです。

9月8日
読了時間: 4分

集団生活って、疲れますよね。

だからこそ、私は「程よい集団」が大切だと思っています。

人は、生まれた瞬間から誰かと一緒に生きています。最初の集団は、家族ですね。家族であっても、いつも同じ気持ち、同じ関係ではありません。嬉しい日もあれば、ぶつかる日もある。それでも、家族という小さな集団の中で、人との関わり方を少しずつ学んでいきます。

そして成長するにつれて、集団は少しずつ大きくなっていきます。園生活、学校生活。大人になれば、職場や地域社会。私たちは、たくさんの人と関わりながら生活していきます。

でも、大人ならきっとわかっていると思います。

集団にいると疲れることを。

子どもも同じです。

人に合わせること、順番を待つこと、自分の気持ちを抑えること、周りの状況を見て行動すること…楽しいことももちろんありますが、いつも自分の思った通りにはいきません。

だからこそ、「集団に適応すること」だけを目標にするのではなく、「自分に合った集団の中での過ごし方を知ること」が大切なのではないかと思います。


では、集団に適応することは、何のためなのでしょう。

人と関わること、ルールを知ること、自分の気持ちを調整すること、嫌なことがあった時にどうするかを考えること。集団は、たくさんのことを経験する場所です。

そこに適応するということは、「この子が将来、自立して、社会でスムーズに生活していけるようになってほしい」という願いがあるのだと思います。

「ちゃんと集団に入れるようになってほしい」

「先生の話を聞けるようになってほしい」

「友達と仲良くできるようになってほしい」

「大きくなった時に、困らないようになってほしい」

子どもを思えばこそ、そんな願いを持つのは、とても自然なことだと思います。

私たち大人も、子どもが将来、自分なりの方法で生活していけるようになってほしいと願っています。

18歳でも、22歳でもいい。その頃に、どんな学校生活を送ってきたか、どんな道を歩んできたか。歩んできた先に、自分なりの方法で衣・食・住を得て、生活していく準備ができていること。それが、一つの「自立」といわれているものなのかもしれません。

でも、ここで少し立ち止まって考えてみたいのです。

「一人で生きていく」ことが、自立なのでしょうか?

そもそも、一人で生きていく必要があるのでしょうか?

今は、働き方も生き方も、昔よりずっと多様になりました。人とたくさん関わる仕事もあれば、人との接点が少ない仕事もあります。家族の支援を受けたり、福祉の支援を受けながら生活する人もいます。誰かの力を借りながら生きていくことも、その人の人生です。

Coconaだって、保護者が選んでくれなければ、子どもが来たいと思わなければ、職員がいなければ、何の役にも、誰の役にも立ちません。

だから私は、「誰にも頼らず、一人で何でもできること」だけが自立ではないと思っています。

家庭、気の合う数人の仲間、時々お世話になる病院の先生、行きつけのスーパーで話をする店員さん、たった一人の幼なじみ。

小さなつながりも、その人にとっては大切な「社会」です。

その心地よさを見つけだせる力も、一つの「生きる力」なのだと思います。

そして、その「自分に合ったつながり」を持っていることが、大きな集団や社会に出ていく時の支えになることもあります。

自分に合った人とのつながりを持ちながら、自分なりの方法で大きな集団でも過ごしていけるために、小さな心地よい集団は大切だと思うのです。

ですが、小さな集団にいれば良い、ということではありません。

小さな集団の中で安心して人と関わる経験を重ねながら、少しずつ「自分以外の人」「自分とは違う考え方」「自分とは違う世界」に出会っていく。

その積み重ねが、その子なりの社会の広がりにつながっていくのだと思います。

次回は、そんな考えからCoconaが大切にしている、あまり疲れを感じさせない「程よい集団とは?」についてお話ししたいと思います。

 
 
 

最新記事

すべて表示
低緊張って、聞いたことありますか?

「低緊張」という言葉を、聞いたことありますか?私は、療育センターで働いて、初めて知りました。 低緊張とは、筋肉の張りが弱く、姿勢を保ったり、体を動かしたりするときに、体を支えることが難しくなる状態のことです。 低緊張にはさまざまな程度があり、病気や発達上の特性などに伴って見られることもあります。 一方で、日常の中では、もっと身近な「体の使いにくさ」として、その姿が見えていることもあります。 例えば

 
 
 
子どもは、大人が思っている以上にたくましい

子どもたちは、私たちが思っている以上に、自分の中に「育っていく力」を持っています。 30年以上、子どもたちを見てきました。小さかった子どもたちが大きくなり、成人してから再会することもあります。 そんな姿を何度も見せてもらう中で、私は、子どもには大人が思っている以上のたくましさがあるのだと感じるようになりました。 もちろん、「そのうち自然に育つから、何もしなくていい」ということではありません。 特に

 
 
 
横浜国立大学で講義をした時のこと

前回のブログ「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」の続きです。 以前、横浜国立大学の教授とご縁があり、教育学部の学生の皆さんに「幼児期の遊びと学び」について、講義をさせていただいたことがあります。 小学校以降の教員を目指す学生さんが多い中で、幼児期の子どもたちの姿や、遊びの中で育まれている学びについてお話ししました。 幼児期の微笑ましい子どもたちの日常を柔らかい表情で聴いてくださいました。講

 
 
 

コメント


お問い合わせはこちら

​お問い合わせはお気軽にどうぞ。見学やご相談だけでも大丈夫です。気になることがありましたらご連絡ください。通常、1~2日営業日以内にご返信いたします。送信後に受信受付メールが自動で送られます。届かない場合は直接お電話でお問い合わせください。

発達障害の子が安心して過ごせる場所

運営会社:株式会社Lively Place

​事業所名:児童発達支援事業所Cocona

横浜市認可番号:1453801266

住所:〒2240001

​横浜市都筑区中川1-18-13

マイキャッスル港北中川101​

電話番号:045-654-8901

携帯:070-8374-9765

​※営業時間外は、電話以外でご連絡ください。

メールアドレス:info@cocona-child.com

​

LINEお友達追加から

ご連絡も可能です

​

​

​​​

​尚、返信は1~2営業日以内となります。

ご了承ください。

お友達追加はこちら
IMG_6224.png
​リタリコ発達ナビはこちら
お問い合わせ内容種別
bottom of page